ushidayの日記

主に「IBMi」のメモに・・・

WinSCPを使って”IBM i”のライブラリーへ「*SAVF」を転送

IBM i(以下AS/400)を使われる方は、ご存知、便利な保管デバイスの”SAVF”。
SSH経由でWinSCPを使って”SAVF”を転送する場合のメモを書いておきます。

  • WinSCPのデフォルトでやってみて
    • SAVFのファイル名は、AS/400命名規則にしたがっている必要が有る。(英文字/数字/記号・10桁以内など)
    • SAVFのファイル名は、小文字でも転送時に大文字へ自動変換される。
    • SAVFの拡張子は「.file」で有る必要がある。
    • デフォルトでは、転送バイト数が100KB以内となっている。
    • デフォルトでは、ファイル転送完了時に、タイムスタンプの警告が出力される。

以上の点を考慮して、下記の設定でスムーズに「SAVF」の転送が出来る様になりました。

  • 拡張子が「.file」で無い場合のエラー

  • ファイル転送時にタイムスタンプの警告

  • タイムスタンプ警告の回避

WinSCP」を起動して、[設定]→[環境設定]を選択します。

[転送]ツリーのを選択、[転送モード]を”バイナリー”、[全般]の”タイムスタンプを保存”のチェックを外し、OKをクリックします。

[保存]ボタンをクリックして、該当のセッションを保存します。

WinSCPのセッションを選択してログインをします。

  • 転送先ライブラリーの選択

アドレスバーに「SAVF」を転送したい、ライブライリー(拡張子は.LIB)を入力します。
ディレクトリのツリーを選んでも良いのですが、QSYS.LIBにある、オブジェクトをロードするのに時間が掛かるので、状況によっては、アドレスを直接入力した方が速いと思います。

  • ドラッグ&ドロップでファイルの転送


  • 転送ファイルサイズのエラー


  • 転送ファイルサイズの最大値の変更

100KB以上のファイルサイズを転送する場合は以下の設定をします。
メニューバーの[表示]→[環境設定]を選びます。

[接続時間]ツリーを選んで、真ん中の[上記のファイル]を選んで、適宜サイズを変更します。
(エラーメッセージと、画面の日本語の表現が、わかりにくい気がします。)

  • SAVFの確認

”DSPSAVF ILESRC/SAVSRC”で、SAVFを確認します。